最終更新日: 2023-11-06
劇団四季 ジャズダンスコース写真撮影のポイント
評価のポイントは大きく分けて以下の4点です。
- 心構え
素直で率直な進歩する気持ちを持つ。 - 顔立ち
顔立ちをよく見せますが、美人、美男子にすることではなく「ダンサーに相応しい顔立ち」にします。主に目元、口元の表現です。 - 体形
ポージングで理想の体型に近づける。 - テクニック 美しくポーズを決める。
心構え(柔軟性と真の強さ)
前向きで率直な気持ちを持つことから始めます。そして「合格するぞ」と確固たる気持ちで「前向きな顔つき」を創り上げます。顔立ち(目元は気持ちとテクニックの融合)
その為に顔の各パーツ「目、鼻、口、眉」を出来るだけ印象的に見せ人の心を掴む努力をします。準備が出来たらそれを表現する顔のテクニックを習得します。- 良く撮られたいと思う気持ち
向上心を持つ意識 - 適切なカメラマンのガイド
どうすれば良い顔になるかを習得する。(分かりやすくレッスンします) - 照明効果
端正な顔立ちに見せるために様々な工夫をします。左右の光の強さを適度に調節し「彫の深い顔」にします。「瞳を輝かせる」為にキャッチライトを入れ込みます。
照明で目に光を埋め込みます。目に入れる光は「キャッチライト」と言われ、多いほど、キラキラ感が増し、結果的にインパクトが増します。
顔のパーツを最大限に活用する方法
今ある表情を目一杯印象的にする方法を上げてみます。- 表情を決める
大きく分類すれば「アーティスト系又は爽やか系」にすると良いでしょう。中途半端な表情を創らず意思を持った顔にします。
前者は「強めの眼差し+笑顔なし」で言わば挑戦的な仕上がりにします。但し他人を威嚇するのではなく、自分に挑戦するイメージにします。男女ともに有効で意思はは先方にも伝わります。ニコニコするのは嫌い、上手くできない、ケースの顔になります。
他方は「笑顔をみせる表情」です。爽やか系と表現していますが、笑顔の種類は沢山あるのでどれが合うかは求めるイメージによります。ダイナミック、楽しい、大人っぽい、可愛い、など適宜選択して行きます。 - 印象的な眼差し(カメラマンのサポート+照明効果)
ジャズダンスなら強めの目力が良いでしょう。それを作るためには” 黒目が丸く見えるよう “にすることが重要です。強く見るのではなく、ゆるく見開き(余分な力を抜き)つつ、気持ちのこもった眼差しを表現します。
口元も重要な要素です。理想上下の唇の厚さは、上唇1に対して下唇1.5と言われています。この比率を大きく変えずに表情を創ります。その為には上下の唇を互いに押し付けないようにし、均等な力加減を意識します。それにより圧力を掛けないで「唇の丸みを維持」して立体感を残します。但し笑顔では上下の唇の圧力を少し強めにして横方方向に広げ口角を斜め上に上げて行きます。歯並びに自信があれば良く見えるように口を開きます。
体形(体幹とポーズの融合)
理想の体形にするにはレオタード選びがカギを握ります。理想の体型は首、腕、脚を長く見せることで完成します。それを前提にするとレオタード選びの指針が分かります。
第一にデコルテを大きく上げることで、首と腕が長く見えます。両肩のストラップを細くすれば更に長さを強調できます。対照的な襟元デザインにハイネックがあります。首が長い人向けであり自己判断を間違わないようにしましょう。これは洋服選びでも同じです。
最も大切なポイントの一つにレッグタイプがります。大きく分類すれば、ハイ レッグ カット(ハイレグ)、ロウ レッグ カット(ロウレグ)であり、後者が脚を長く見せます。しかし長さを引き換えに太もも部分を横から見ると太さが強調されるので、気になるケースでは適切なポーズ選択が欠かせません。
次にデザインポイントをご紹介します。一枚布のレオタードはストレッチが内側に効くので体の立体感は少なくなります。一方「切り替え」と言われるステッチを入れると、バストの丸み、ウエストのくびれ、が強調できます。人の体を理想的に組み立てる効果があるので利点は高くおすすめです。
テクニック(シンプルな美しさが基本)
テクニックを表現できるのが全身ポーズです。どんなポーズを選ぶかは個人で決められるので差別化しやすくなります。ご自身が引き立つてポージングを考えましょう。
大きく分ければ二つの選択肢があります。一つはベーシックで基本的なポーズ、他方はチャレンジングな他の人がやらないようなポーズです。
ポーズ撮影で大切なのが何頭身か分かるように撮影することです。腕脚の長さは審査のポイントになるからです。難しいなポージングにして「スタイルが分からない」のはNGです。